「SAC DE JOUR WALLET」
こちらはサンローランのバックで有名なサック・ド・ジュールと同じ名前を冠とした財布になります。2011年から使用していたディオールオムの財布が経年劣化(PVC)により、革割れを起こし、ポロポロと剥がれ落ちてきたため移行を考えて購入しました。ハイブランドの財布は耐久性に乏しく、実に9年間も持ち堪えてくれた事に感謝しています(購入当時に耐久年数を聞いたところ3年ほどと言われました)。
今回のお財布買い換えを検討するに当たり、いくつか条件が出てきたので、その事について以下に記します。
さて、ではいつも通り詳しく見ていきましょう。
まず、購入するに当たり、一番最初に純粋なLeather(革)100%のお財布という事が希望でした。革自体にPVC加工を施していたりする場合は経年劣化(剥がれ落ちる)を避ける事ができず、今まで使用していた財布と同じ目に合うと考えたからです。そして、使用する革は使えば使うほど味が出てくるCalf Leather(子牛)の物。何より、普通のデザインではなく、何処かしら光る部分、惹かれる点がある事。これらに該当するお財布は本当に少なく、絞り込むのに時間を要しました。それらの条件全てを満たす財布がこちらになります。
この財布は見た目が手帳の様です。折り畳み式よりもロングウォレット・バージョンを選択しました。価格は91800円(税込)になります。今まで使用していたディオールオムの財布は2011年当時、円高の影響により、40000円(税込)程での購入になるため、如何に今の財布(ハイブランド類)が高いのか分かっていただける事でしょう。しかし、その価格に見合うだけの価値があるものでした。
手帳型のため、開閉はスナップ式になっています。スナップ部には「YSL」の刻印が彫られ、あまりブランドを象徴しない品のあるデザイン。フラップを外した内側はサンローランパリの表記。スナップ自体も購入当初から、そこまで固くなく、パチパチとつけたり外したり出来ます。これは展示品、在庫にある2点の合計3点、全て担当さんに伝え、試させていただきましたが同じでした。
表面だけでなく、裏面もシンプルな作りになっています。全体の革はシボが綺麗に統一されており、部分部分でバランスが狂うことはありません。お財布はバックの中で他の物とぶつかり、傷付く恐れがあり、どうしてもそれを嫌う私はシボ有りに惹かれました。シボがある事によって、傷は目立ちにくい。
革はカーフと思えないくらい柔らかく、モチっとした物になっています。本来のカーフであるなら、固くはなくともしなやかさの様な点が見られるの対して、これは独特な風合いと言えますね。そこも初回から手に馴染みやすく、気に入った点です。
中身の部分を見ていきましょう。カードスロットは豊富にあります。エルメスのベアンも購入候補でしたが、如何せん、収納力に欠ける。持っているカードが多いため、14,5個分は必要でした。一見すると10箇所ほどに見えますが、コイン収納の横にも密かにカードスロットは隠れています。こういった実用性は高く評価できると言えます。
硬貨部分のジップは開閉が堅めな作りになっています。これは展示品、在庫分含む3個全て試しましたが、店頭品以外スベりのスムーズさに欠けました。担当さん曰く、何度も開閉を繰り返しているうちにジップ自体が削れてきて、店頭出しの展示品と同じ様にスムーズな開閉が可能になるとの事(2年程使用しましたが、確かに少しスムーズになった気がします)。
このお財布の最大な特徴は硬貨・収納部分にあります。何と普通はお財布本体に縫い付けれている箇所がお写真の様に外したり、入れたりと可能です。こういったお財布は他のハイブランドは元より、今までどこのブランドでも見た事がありません。だからなんだって言う話なのですが、こちらを取り外す事により、お財布本体を折りたたんだ際、厚さ軽減に繋がるのです。更に取り外した状態でも硬貨を納めることは可能で、角度によっては落下してきたりする心配もありません。
財布には箱が付属してきます。昔からどこのブランドも財布には箱や布を付け、それなりな高級感を演出する必要がありました。日焼け、色あせを防ぐためとも言えるでしょう。生産国はイタリアになります。これから大事に大切に使用していく事を考えると長い付き合いになりそうです。少なくとも、ディオールオムで使用してお財布の9年は上回りたい。スペックから言えば10年以上は使えそうです。
仕様:
素材:Calf Leather 100%
Size:Long Wallet
生産国:Made in ITALY
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