2024年8月3日土曜日

Pâtisserie Asako Iwayanagi

「Pâtisserie Asako Iwayanagi」

こちらは2019年当時のレポートになります。

4月の中旬には前月の物も含め、奇跡的に3種類のパルフェが展開していました。
この時期に訪れた方は選択肢があって、運良かったかもしれません。
























Menu:

Parfait Bijou Melon et Vanille:3456 yen (In TAX)
Drink:Assam Tea


Mainの使用素材は静岡県袋井市の『クラウンメロン』名倉メロン農場の『マスクメロン』を使用、マダガスカルの農園で、農薬を使わずに栽培されたこだわりの最高級バニラも使用し、大人のメロンクリームソーダをイメージしたパフェ。

メロンジェラート、最高品質マダガスカル産バニラジェラートを中心に、セロリコンフィ、皮付きのクラウンメロン、飴のトッピング、ミントホワイトチョコクラックラン、白の微発泡ワイン「モスカートダスティ」のジュレ、フレッシュメロン、パールクラッカンホワイト、白スグリ、クレームドエペス、クラウンメロン葛ジュレ、メロンとミントのマリネ、レモンジュレ、メロンとセロリのソースとなってます。


上記参照:ASAKO IWAYANAGI


以下感想:

まず、上段から久しぶりの飴細工を使用した飾りで高さを演出しています。こちらは今まで使用していた通常の飴細工でなく、ほのかにミントを入れ込んでいるように感じ、花粉症人として鼻抜けは爽快そのものです。なお、普通に鼻で嗅いだところ、香りは全くありませんでした。

ジェラートは2種類、メロンはとても濃厚で甘く、バニラもそれに次ぐくらいの濃さです。半カットされたメロンは切れ込みを入れているため、一口で食べやすく、果肉は食感を味わえるシッカリとした状態。

中段に配置してあるジュレはいつもより、モスカートダスティ色が強く感じ、お酒のアルコール分とメロンジュレは相性が抜群。クリームは酸味のあるヨーグルトかと思いきや、ここも甘い仕上がりになっています。カットされたメロン、各ジュレはそれぞれ上顎と舌で潰せるくらいに柔らかくて果汁が口内に溢れ出ます。

下段は若干、酸味のあるジュレ、スッと抜けるミント、甘いメロンが交互に攻めてくる状態にし、重すぎないよう配慮が成されています。全体を通してメロンの主張が強く、自然のフルーツを全面的に押し出し、甘さを追求するパルフェでした。

また、お値段は過去最高額を更新したように思えます(コロナ禍後は8000円位も有り)。これだけ高級なメロンを使用すればお値段は納得です。


詳細:

予算:約3200〜3500円(1名)
HP:http://www.a-patisserie.com/
住所:東京都世田谷区等々力4-4-5


2024年8月1日木曜日

Pâtisserie Asako Iwayanagi

「Pâtisserie Asako Iwayanagi」


以下は2019年、コロナ禍以前のレポートになります。

ようやく、季節的にも暖かくなってきており、春〜初夏を感じさせる気温になってきました。
アサコさんも素材をガラッと夏仕様へ変更し、シトラスを投入との事、昨年に続いてこの時期も参加です。


























Menu:

Parfait Bijou Citrus:3132 yen (In TAX)
Drink:Assam Tea


柑橘が主役の爽やかで瑞々しいパルフェ。

マンダリン・オランジェ・ジェラートと和紅茶ジェラートの2種類を使用。フレッシュ柑橘、シロップ漬け金柑、タイムをトッピング。

和紅茶・ホワイトチョコレート・フィユティーヌ、シロップ漬け金柑、和紅茶ゆべし、フレッシュ柑橘、和紅茶のロイヤルミルクティー・ブランマンジェ、パールクラッカンショコラ、ディルと柑橘のハチミツマリネ、レモンジュレ、ゆこうジュレ、柑橘のソース。

主体となる柑橘は佐賀県産「はまさき」、愛媛県産「せとか」「清見」、宮崎県産「日向夏」「金柑」、徳島県産「小夏」等々を使用。柑橘は旬、状態により品種も変更。



上記参照:ASAKO IWAYANAGI


以下感想:

4月の中旬から始まり、4月の後半には終了する超短期間の定番展開パルフェです。よって、この期間はお客さんが集中し、平日でも一時間待ちは当たり前な状態になります。昨年、個人的評価No2に位置するくらい美味しかった作品。

まず、これでもかと言うくらいに多種多様な柑橘類(オレンジ)を盛り込んでいます。

上段からオレンジのジェラートは甘い柑橘を強めに主張し、和紅茶ジェラートは割と風味が口内へ広がる。昨年のシトラスよりもサッパリ度は控えめ、どちらかと言えばオレンジ色がダントツに抜きん出ている。

中間部は和紅茶のチョコレートで食感がポリポリとし、甘さもくどくなくちょうど良い。その下に小粒のパールクラッカンショコラが多数配置されていて、各素材と混ざり合いながら、様々な味を楽しめる。オランジェットと言われるお菓子があるくらい柑橘とチョコレートの相性は良い。但し、こちらは通常のチョコレートでなく、和紅茶と言うヒネリを入れているのがまたアサコさんらしくて粋。

下段は酸味と言うほどの物でもないが、一気に逆を突いてきており、甘さが一切ない。全体的に下段へ移るまで、全てオレンジは甘い物を使用している。サッパリ目な「シトラス」を求めてくると全くそれとは異なる。ほぼ9割くらいは甘い柑橘。見栄えで言えば今年、味で言えば好みの問題もあるが昨年優勢。


詳細:

予算:約3200〜3500円(1名)
HP:http://www.a-patisserie.com/
住所:東京都世田谷区等々力4-4-5