Balmain Homme 2011-12A/W
「Wolf Stole」
クリストフ・ドゥカルナンのラストコレクションで販売されたモダール・カシミア混紡ストールです。
個人的にはバルマンの中でも1位、2位を争う位に好みだった秋冬物のコレクション。
こちらのストールは生地がとても薄く、更に大判でバルマンにしては珍しく繊細なアイテムです。
あまりにも大判すぎて丁寧に扱わないと重さで生地が裂けそうになります。
当時はウルフ自体の絵がとても素敵で即、店頭へ買いに行ったのを覚えています。
さて、では詳細を見て行きましょう。
拡大画像も含めて、コントラスト比を加工ソフトで若干修正しています。よって実物はここまで色濃くありません。
近づいて見てもプリントなのか、刺繍からウルフの色を入れているのか見分けがつきません。
ストールクラスになると大量生産しているため、恐らくプリントかとは思います。
しかし、大量生産とはいっても国内に入ってきている数量は極少数です。この年(2011-12A/W)に初めて日本国内の銀座でバルマン・オム路面店がオープンしました。それまではリステア等、セレクトショップのみが買い付けを行っており、現在のようなブルーベル・ジャパンのタグは生地へついていませんでした。
フリンジは事細かに分かれて120×120の外周を覆っています。付け根に無数の細い糸があり、先端にかけて集合体となります。広げているとそこまで多く付いている様に見えませんが、畳んだ際はその数倍の量となりモサイ感じがします。
着用する時は正直言って邪魔です。ホツレやダマにもなりやすい方かと思います。しかし、これがアフガン巻きにした際、綺麗なんですよね。この美しさといったら言葉にできません。
輸入並行品ですと、この「BALMAN PARIS」のタグと洗濯表示しか付いていません。こちらはご覧の通り、見えにくいとは思いますが、もう一枚タグが付いています。これこそが、先ほどの「ブルーベル・ジャパン」タグです。
ストールにしては珍しく、イタリア製です。 巻物系はインドとかそういう国で製造している印象が強いですね。
価格はストール1枚で有名ドメスティック・ブランドのジャケットが一着、購入できてしまう程のため、生地が裂けたら、ショックすぎて寝込むかもしれません。
非常にウルフの絵が綺麗です。しかし、アフガン巻きをして身に着けると肝心の絵が見えなくなってしまうので、完全なる自己満足用品です。
もちろん腰に巻く事で絵を綺麗に出す事も出来ますが、外出時に目立ちすぎて恥ずかしい思いをします。
仕様:
素材:Modal 90%、Cashmere 10%
Size:Free (120×120)
生産国:Made in Italy
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