「Jodhpur Boots」
現在のmen`s lineは「Lucas Ossendrijver」により、成り立っている。
このルカ・オッセンドライバー はエディ・スリマン絶頂期にあったディオール・オムのアシスタントデザイナーをしていた。
今現在ディオール・オムのデザイナーをしているクリスもアシスタントであった。つまり2人は一緒に当時を過ごしていた。
クリスはディオール・オムのままデザイナーへ昇格。ルカはランバンへ。
そんなルカのランバンからとにかく気に入った靴が2010年に発売された。
銀座本店での入荷はなかったため、コロネット経由で即、購入した記憶がある。
ジョッパーブーツと呼ばれるものだ。
この作品は2010-11A/Wの物である。
作りはマッケイ製法、カウハイドレザー。
普通のジョッパーブーツは外側からベルトを巻き、内側へ持ってきて最後に止める。しかしこれは逆向きにベルトを止めるデザインで同じようなものはあまり見ない。
とても希少性の高いデザインだと考えられる。外側で最後に止めるため、ベルト留めとなる金具が内側ではなく、外側に見え、綺麗だ。
内部はマッケイのため、編みこみが綺麗に見える。
非常に見た目は細長そうだが、実際には横幅もある程度あり、外反母趾でなければフィットし、歩きやすい。更に靴の入り口が狭まっているため、裾幅が細身のパンツでも綺麗に上へクッションを乗せることが可能。
ソールはレザーソールで雨の日には滑る。
よって現在はゴム張りの処理を靴修理屋(リッシュ)にて行った。
初期のソールはとても薄く、その影響からか、長時間歩行した際に足裏が痛くなった。
それも裏張りをした理由である。
お値段は当時で8万円いかない位だ。マッケイ製法の靴としては非常に高価。
(もちろん、近年の円安で同じ物を購入したら15万円はくだらない)
ソールが薄すぎて交換も早そうである。しかもマッケイなので交換はできて2~3回程度である。観賞用として購入された方もいるのかもしれない。
Lanvinは元々、帽子屋として創業したが、近年は靴で定評がある。とくにスニーカーだ。
ただし、スニーカー以外にも洋服全般が超有名でその質は超一流。
日本ではLanvin Japanの路面店が銀座にあり、その他にもコロネットという企業が代理店として事業を行っている。これらは全てLanvin Paris本国から仕入れている正真正銘のLanvinだ。
また、ライセンスブランドとしてランバン・オン・ブルー というまったくLanvinとは関係ない、名義貸しブランドも日本国内にはある。もちろん本国のLanvinとは品質、デザイン、共にまったく異なる。
仕様:
革:Cowhide Leather(Nubuck)
製法:Macky
Size:8
生産国:Made in Portugal
(写真は購入当時に撮影した物です。現在は甲の部分にシワが見られます)
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