Balmain Homme 2011-12A/W
「High Rangers Boots」
こちらはクリストフ・ドゥカルナンのラスト・コレクション「ハイレンジャー」ブーツです。
バルマン・オムのLOOKで多様され、非常に人気があったブーツで、当時プライス・タグを見た瞬間、高額な価格表示があり、購入を戸惑いました。
私が持っているブーツの中でも断トツに一番高い物だと思います。
このハイレンジャーは「カーキ・スウェードレザー」「黒・カーフレザー」「黒・カーフボア付きレザー」の3種類が発売されていました。一番人気がなかったのはボア内臓型の物だと思います。ルックの様にブーツ・インで履く場合、ワンサイズ上げないと量が嵩張って履く事ができません。更に履ける季節も限られてしまいます。(以下参考画像)
サイドの外側から見た画像です。筒は非常に長い事が分かります。
約25cmあり、女性が履くロングブーツ程ではない長さは絶妙そのものです。
また、筒自体の大きさは細すぎず、太すぎずで綺麗に立ち、飾っているだけでも見とれてしまうほどです。
内側には縦でなく、斜めにジップが付いており、着脱は簡単です。
このジップはバルマンが多様しているLampo社製の物ではなく、EPと書かれたオリジナル品です。
紐は一番上まで締めるのではなく、ルックの様に3個位の穴を空けて着用します。
そうでないと足が曲がりません。紐自体はそこまで長くないので、2週半程回転して結びます。
筒の内側には留め金のような物がついています。
恐らく穴の型崩れ防止や紐の通りを良くするため、革にダメージを与えないため等々が考えられます。
製法は欧州靴には珍しい、グッドイヤー・ウェルト製法です。欧州靴だと外側に縫い目を見せないでスッキリとした靴が好まれます。しかし、この靴はそういった部分よりもアッパーにダメージさえなければ、何度となくソール交換が可能なグッドイヤーを採用しています。
ラバーソールを採用しているため、柔らかい着地を実現します。
減りは早いと思いますが、そこは製法に任せてオールソール交換をしていく予定です(画像は購入当時の物ですが、購入以降何度も履いており、削れが若干ある位です)。
仕様:
革:Calf Leather
生産国:Made in France
製法:Goodyear Welt
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