2013年10月3日木曜日

Saint Laurent Paris 2013-14A/W Checked Flannel Shirt


Saint Laurent Paris 2013-14A/W


「Checked Flannel Shirt」


こちらはあの有名なエディ・スリマンによるサンローラン・パリでの今期、秋冬物になります。


ドメスティック・ブランド、ハイブランド共にチェックシャツを探しましたが、どのブランドも私が求めている大きめなブロック・チェック・シャツは販売していません。どのブランドもブロックが細かく、迫力なしという点は悩みの種でした。


恐らく、大きめなブロック・チェックはシャツ自体の自己主張が強すぎ、日本人に似合わないため、作られていないのかもしれません。


さて、では今回も部分、部分を詳しく見ていきましょう。










まず、全体からして一般的な最小サイズ(37)にしては大きめな作りとなっています。これはコレクション「LOOK13」のようなオーバーサイズで着用するために肩幅、身幅、着丈、袖丈を計算され作られています。






特に着丈は非常に長く作られており、ジャケット、ライダースのインナーとして使用した際、レイヤード効果を綺麗に生み出す事が可能。グランジ・ファッションへ一気に変化します。














真正面からご覧いただきたい。前身頃にある2つのフラップ・ポケット部にご注目ください。ポケット部分と前身頃のブロック・チェックにズレが一切ありません。通常、ポケット部を後から刺繍すると、後ろ生地にブロックのズレが生じてしまいます。こちらはまったく違和感なく、ポケットがついています。この事により、遠めから見ても赤と黒のブロックがフラップ部もズレなく、綺麗に収まっています。




また、このポケットは内部を開いた際、裏地にシルクを使用しています。
私が撮影した写真では色味が若干、現物と異なります。一番近い色はやはり「LOOK13」の色味だと思います。











ご覧の様に首元の襟、腕のリブ部袖裏、2箇所には別素材であるシルクを贅沢に使用。こういった所が服オタへの心に揺さぶりをかけます。ドライクリー ニングはもちろんですが、色が黒で汗をかく場所につく裏地なため、若干、使用する上では慎重にならざる負えない部分ではあります。しかし、秋の季節には袖 はタックアップし、袖裏が汚れる事はないでしょう。







 ネック部の第一ボタンにはご覧の通り、微細な「Saint Laurent Paris」の刻印がされています。これは袖部にあるボタンにも刻印され、こだわりのある作りだと判断できます。その他、随所に散りばめられたボタンは通常の何も書かれていないボタンです。









生地感としてはコットンとリヨセルを混ぜ合わせたもので、若干の毛羽立ちが予想されます。
しかし、触り心地はフワフワとしたワッフルの様です。




仕様:

素材:Cotton 55% Lyocell 45%
Size:37(XS相当)
生産国:Made in Italy


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